🔎 1. 米国主要企業の決算と市場反応(2月26日)
● Nvidia(エヌビディア)の決算
2月26日に発表されたNvidiaの2026年度第4四半期(Fiscal Q4)の決算は、市場予想を大きく上回る好業績でした。
売上高は 約681億ドル と予想(662億ドル前後)を超過。
EPS(1株当たり利益)は 1.62ドル とアナリスト予想を上振れしました。
データセンター事業の売上が前年同期比で約 75%増 と極めて強い成長を示しました。
また、次期ガイダンスとして 約780億ドルという高い売上見通し を発表しました。
通常であればこれだけの好決算は株価を後押しするはずですが、結果的に株価は大幅に下落しました。これは市場がすでに期待を織り込みすぎていたことや、AI関連の設備投資が今後需要に見合わないのではないかとの懸念から、投資家が利益確定売りやリスクオフの動きを強めたためと分析されています。
この決算発表後の動きについて、ある金融メディアでは「市場はNvidiaの強い決算を『織り込んで』いたため、実際の数字が出ても株価は反応しにくかった」という指摘も出ています。
📊 2. 主要株価指数の動き — S&P 500など(2月26日終値)
2月26日の米国市場の主要指数は以下のような動きになりました:
● S&P 500
前日比 -0.5%(約37.27ポイント安) の 6,908.86 で取引を終えました。
S&P 500は、構成銘柄の中でも比率が大きいテクノロジーセクターの軟調さに引きずられる形で下落しました。特にNvidiaの株価下落は指数全体に大きな影響を与え、指数全体の下落分の約8割以上に寄与したという分析もあります。
● ナスダック総合
同日 -1.2% と大きく下落しています。これは半導体や大型テック株が多く含まれるため、Nvidiaを中心としたテック株安の影響が如実に出ています。
● ダウ平均(DJIA)
対照的に +17.05ポイント とわずかに上昇しました。これは比較的景気敏感株や伝統的な工業株などが堅調だったためです。
● Russell 2000(小型株指数)
逆に +0.5% とプラスで引け、投機的な動きや割安株への資金流入を示唆しました。
📈 3. 市場背景と投資家心理
● 好決算なのに株価下落の背景
Nvidiaのように好業績であっても株価が下落するケースは、投資家がすでに高い期待を価格に織り込んでいる場合に起こりやすいです。Nvidia株は時価総額が極めて大きく、S&P 500全体に大きなウェイトを占めているため、同社株価の変動は指数全体に強い影響を与えました。
● テクノロジー株への懸念
決算そのものは良好でも、AI関連の設備投資が持続可能かどうか、今後のマクロ環境(利上げ・金利など)の影響を市場が警戒しているという点が重視され、これが売り圧力につながりました。
🗾 4. 日本企業の決算・IR動向(2月26日)
● ピー・シー・エー(PCA株式会社)
2月26日に日本のソフトウェア会社であるピー・シー・エー株式会社が発表したIRでは、今後の配当方針を変更することを決議したとのニュースが出ています。
同社は2027年3月期より、「連結配当性向」ベースから「連結自己資本配当率(DOE)」ベースの配当に変更して、安定的な株主還元を目指す方針に転換しました。また、2026年3月期の配当は1株95円を予定しているとしています。
これは単純な決算数字ではありませんが、株式投資家にとって今後の株主還元策や企業の成長方針を判断する重要な情報となります。
🧾 5. 総括(市場の位置づけ)
米国S&P 500は2月26日に下落しましたが、それは企業収益が悪かったからではなく、期待値が高かった半導体株の売りとテック株全般への懸念が主因でした。
Nvidiaのように好決算でも株価が弱い例は、市場の先行きについて不透明感があるというサインにもなります。
日本企業でも配当方針の変更など、投資家に注目される発表があり、今後の投資判断に影響する可能性があります。
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